我が子を保育所・保育園に預けて働きたいと思った時、まずしなければならないのが「保育所・保育園の見学」です。保育所・保育園の事前見学は、園の実態を知る為に重要なポイントだと言われています。
地域によっては「事前見学は事実上の面接」なんて話も耳にする事さえあります。
今回は保育所・保育園見学の「嫌な話」についてお届けします。
無認可保育園の見学
保育所・保育園の入所は各地方自治体が定めた基準によって決められます。
基本的には点数(指数)制で、点数の高い家庭の子どもから入所が決まっていくのですが、それはあくまでも「認可園」での話。「無認可園」の場合、入所を決定するのは各保育所・保育園の裁量に任されています。
「職場が近いと有利になる」と言う伝説
「保育所・保育園から職場が近い人の方が入所するのに有利らしい」と言う都市伝説がありますが、これは都市伝説ではありません。
待機児童の少ない地域だと、そこまで厳しくないのですが、待機児童の多い激戦区の場合、無認可園は受け入れる子どもを「選び放題」なのです。
また「何かあっても職場を抜けられないので、実家の母に迎えに来てもらいます」と言える人も歓迎されるのだとか。
「保育に欠ける状態」だからお願いしたいのに……
両親が働いていて、子どもを見てくれる人がいないからお願いするのに「出来るだけ早くお迎えに来てください」とか「延長保育は3日前に連絡してください」とか、やたら条件を厳しく設定している園があるのも事実です。
中には見学をした時点で門前払いを食らわされたり、厳しい条件をつきつけられて泣いてしまった……なんて話もチラホラ耳にします。実際、筆者も上の子を無認可園に預ける時に「あ~。そんな条件言ってるようじゃ無理無理」と言うような対応をされた経験があります。
早生まれは不利?
同じ年といっても0歳~2歳の間の子どもは月齢によって、かかる手間が随分と変わってきますよね。
「職員の負担を減らしたい」という理由から「出来るだけ手のかからない遅生まれの子」から入所を決定する……というケースもあり、早生まれという理由だけで門前払いになってしまったケースもあるようです。
もちろん、良心的な園も沢山あります
もちろん上記で紹介したような園ばかりではありません。
無認可園でも良心的な園は沢山あります。とは言うものの「酷い扱いをされるかも知れない」と言う覚悟だけは持っておいた方が良いと思います。
上から目線に負けない強い心!
運悪く対応の悪い園を見学してしまったとしても、くじけないでください。どうか「通りすがりの犬にほえられた」と思って受け流してください。
たとえ無認可園でも納得の行かない対応をされた時は、自治体の担当者に苦情を入れてください。
無認可園の場合、自治体に直接何かする権限はありませんが、保育所・保育園の場合は自治体と何らかの連携がある事が多いので「情報を提供する」のは大切です。
まとめ
保育所・保育園へ見学に行った時「職場が遠い」とか「保育時間が長い」とか「頼れる身内が全くいない」などと言う理由で、粗略に扱われたとしたら「きっと縁が無かったんだ……」と気持ちを切り替えて、違う園を見学する事をオススメします。
「捨てる神あれば拾う神あり」ではありませんが、ご自身とお子さんに合った園がきっと見つかると思います。
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