今年も認可保育所の入所が決まる時期となりました。
今年度の4月入所は決まってしまいましたが、来年度の保活の参考に当落ライン情報をまとめてみました。
今回は地域限定の記事で恐縮ですが、2020年度の神奈川県川崎市の保育所入所当落ラインについてお届けします。
2021年。神奈川県川崎市。保育園選考結果。
これは2021年度限定の資料です。
保育所の入所基準は年度によっても違ってきますから、来年もこの指数で当落が決まるとは限らないと言う事をあらかじめご了承ください。
来年へ向けての保活の参考にしていただけると幸いです。
当落ラインは「A6以上」のようです
正確な統計を取った訳ではありませんが、当落ラインは「A6以上」のようです。
A6とは(両親フルタイム又は育休中+1年以上の就労×2)となります。
人気園ではA6加点ありでも難しいのが現状です。
内定が出た方のザックリとした印象
内定が出た方の状況を拝見すると「A6以上」と言うラインは必須のように思います。
ランクについては川崎市の『保育所入所基準』に準じますので、ご自身で確認する事が出来ます。
川崎市の場合、同ランク同指数となった場合の調整が他の地方自治体と違って少し特殊です。
無認可園に預けていると加点されたり、同じ指数同志で選考になった時に優遇される事は多々ありますが、川崎市の場合「養育している子どもが3人以上の世帯」「所得の低い世帯」と言う項目があり、高額所得者の方が入園し難い状況です。
川崎市では待機児童が14人と発表されていますが、待機児童には育休を延長したり認可外に通っている場合は数に含まれないんですよね。
川崎市で保育園に入園出来ないお子さんは数千人いると言われています。
場所・世帯年収分かれ道かも……
当サイトでは毎年、保活の動向を追っていますが、今年度も相変わらず厳しかった印象を受けました。
昨年度、2020年度の川崎市の待機児童数は12人。ただしこの数の中に隠れ待機児童は含まれていません。
今年度もA6でも待機児童になってしまったり、希望順位がかなり低い園(12園希望を出して12番目の園…等)しか内定が出なかったりするようです。
送迎の厳しい、駅から遠い園を希望した方は内定が出ていますが、人気園となると厳しかったように思います。
川崎市の場合、他の地方自治体に比べて「年収」を重要視して選考している印象があります。(実際、役所の担当者が「年収が高い方は低い方に比べて不利になります」と明言されています。
若い世帯、収入が低めの世帯は入りやすいようですが、世帯収入が多いのであれば、相当本気で保活をしないと難しいかも知れません。
世帯収入が1000万円以上の世帯は要注意。
有償保育の実績を作ってから挑む事をオススメします。
ちなみに、有償保育で加点されるのは「1年以上預けた場合」に限られますから、0歳児の場合はこの手段を使えないのが辛いところです。
まとめ
内定が出なかった方はガックリされているかと思いますが、二次募集で内定が出る場合もあります。
令和3年度4月入園の二次調整については、すでに川崎市のHPに情報が出ているのでご確認ください。
幸区のように絶望的な地域もありますが、地域によっては入園出来る可能性があります。
また、来年以降も保活を続けられるのでしたら「A6以上」を確保できるように頑張っていただきたいと思います。
来年度以降の保活を考える場合は…
- 来年は転勤がありそうだから違う市で保活をするかも知れない
- 引っ越しも視野に入れて保活したい
……と言う場合は、他の自治体の状況も確認してみてくださいね。
2021年度。保育園・保育所内定指数(点数)一覧表。
2021年度の認可保育園・保育所の最低内定指数をまとめた一覧表を作成しています。 結果が分かり次第、随時更新していきますので、興味のある方はチェックしてみてください。 自治体によっては市(区)のHPで ...