今年も認可保育所の入所が決まる時期となりました。
結果待ちをしておられる方にとっては、毎日気が気ではないかと思います。
今回は地域限定の記事で恐縮ですが、2021年度の東京都杉並区の保育所入所当落ラインについてお届けします。
2021年。杉並区。保育園選考結果。
これは2021年度限定の資料です。
保育所の入所基準は年度によっても違ってきますから、来年もこの指数で当落が決まるとは限らないと言う事をあらかじめご了承ください。
来年へ向けての保活の参考にしていただけると幸いです。
当落ラインは「40点以上」です
正確な統計を取った訳ではありませんが、当落ラインは「40点以上」です
もちろん加点があるに越した事はないのですが、新設園や小規模を狙っていけば、加点無しの40点でも決まった方が多いようです。
内定が出た方のザックリとした印象
内定が出た方の状況を拝見すると「40点以上」と言うラインは必須のように思います。
ただし、現実的には40点で内定が出ていたり、加点ありでも待機児童になっているケースもあるようです。
昨年度から杉並区は認可外加点が廃止され、育児休暇に加点がつくようになりました。
この改正はご家庭の状況によってはプラスに働いた人と、マイナスに働いた人がおられます。
兄弟加点の「1点」以外に加点を付けるのが難しくなってきたかな…と言う印象を受けました。
2020度から実施された変更点
杉並区では2021年度から保育園の選考基準が変わっています。
- 同一指数の場合の優先順位を一部廃止
- 「同時であれば別園希望」を選択した場合希望順位優先、同園優先」の選択可
- 同一指数の場合の優先順位項番に過去の住民歴を加算
それに今年は「コロナ加点」と呼ばれる加点が加わりました。
新型コロナウイルスの影響により退園した場合の再入園申し込みには4点プラスされます。
2021年度の杉並区の状況
杉並区の場合「両親ともフルタイム勤務」の40点、何らかの加点のある41点の世帯は殺到している状況です。
「じゃあ、同点になったらどうやって選ぶの?」と言うところが気になりますが、杉並区の場合は「居住年数」が物を言います。
転勤等で引越してきたため居住年数の少ない場合は、加点無しの40点で挑むのは厳しいかも知れません。
ただし居住年数が少なくても兄弟加点のある方(双子育児をされている方)の場合は引越し先としての杉並区はアリだと思います。
また杉並区では同点だった場合、区民税の額が考慮されます。
ですから世帯年収の高い御家庭の場合は不利になりますが、世帯年収が低いご家庭の場合は「無理かなぁ~」と思っていたのに内定が出たケースもあるようです。
杉並区と言っても内定のしやすさは地域によって相当な格差がありますし、人気園か不人気園かでも変わってきますが。2歳児は定員割をしている園もあり、ピーク時よりは入りやすくなったのかな…と言う印象です。
不承諾通知が届いてしまったら…
杉並区の場合、指数が何点あったのかは教えてもらえます。
不承諾通知が届いた数日は電話が混み合って繋がり難いかも知れませんが、窓口まで出向かなくても、電話で指数を教えてもらえます。
次の保活に繋げるために、何点で落ちたのか必ず確認してください。
まとめ
内定が出なかった方はガックリされているかと思いますが、二次募集で内定が出る場合もあります。
また、来年以降も保活を続けられるのでしたら「40点以上」が確保できるように頑張っていただきたいと思います。
来年度以降の保活を考える場合は…
- 来年は転勤がありそうだから違う市で保活をするかも知れない
- 引っ越しも視野に入れて保活したい
……と言う場合は、他の自治体の状況も確認してみてくださいね。
2020年度。保育園・保育所内定指数(点数)一覧表。
2020年度の認可保育園・保育所の最低内定指数をまとめた一覧表を作成しています。 結果が分かり次第、随時更新していきますので、興味のある方はチェックしてみてください。 自治体によっては市(区)のHPで ...