保活をしていて1番気になるのは「本当に保育園に入園出来るのか」と言うことではないでしょうか?
保活が煮詰まってくると「入れてくれる保育園があればどこでもいい」と言う気持ちになってしまいがちです。
だけど実際は「どこでもいい」訳じゃありませんよね。
保育園見学の質問事項
大抵の保育所・保育園では事前見学を受付けています。
事前見学の形式は園によって様々ですが、保育園を見学の時に質問をする事が出来くす。
パンフレットや資料を見ても分からない事があれば、必ず質問してください。
今日は見学の時に質問しておきたい項目についてまとめてみました。
保育園見学の予約
認可園の場合、見学会の日にちが決められているケースがあるので、お住まいの自治体のHPをしっかりチェックしてください。
認可園でも見学会の日にちが設定されていない場合、個別に電話で予約をして見学するこになります。
無認可園の場合は個別に電話で予約するパターンがほとんどです。
保育園見学の時期と時間帯
保育園見学の時期ですが、卒園前の3月と新入生児が落ち着いていない4月は避けた方がベターです。
また黄金週間等の長期休暇の後は「保育園行きたくない病」を発症しているお子さんが多いので、通常の雰囲気とは大きく違っている可能性があります。
時間帯は登園が落ち着いた午前中の午前10時頃がオススメです。
お昼ごはんやお昼寝の時間と重なってしまうと、普段の子どもたちの様子を見ることが出来ません。
また、午後3時以降になるとお迎えの保護者が出入りするので園内が少しざわついてきます。
保育士・先生に関する質問事項
1クラスの人数と担任の先生の人数
認可園の場合、国の基準通りに運営されていますが、無認可園の場合は必ず確認してください。
また、教えてもらった人数の先生が保育室にいない場合は理由を確認しましょう。
有資格者の確認
「みなさん保育士の資格をお持ちですか?」とさり気なく有資格者の有無を確認してください。
認可園の場合は有資格者の人数が決められていますが、無認可の場合は有資格者でなくても勤務出来ることがあります。
看護師の有無
保育園の場合、看護師の配置は義務付けられていません。
ただ、看護師常駐の方が安心ですよね。
園によっては看護師は常駐していなくても、小児科等の連携があるケースもあります。
保育士の平均年齢
保育士の質は年齢だけでは決められませんが、ベテランの先生が1人もいない場合、保育士の方の労働環境がブラックである可能性があります。
ブラックな環境だと「質の良い保育」を行うことは難しくなってくるので、ここは意外と要注意です。
「1番ベテランの先生って何歳くらいの方ですか?」
「先生の平均年齢って何歳ですか?」
……等、保育士の年齢と最年長の先生の年齢を確認してみてください。
保育に関する質問事項
子どもの保育に関する疑問は小さなことでも聞いてみましょう。
子ども同士のケンカが起こったときの対処
ケンカの対処については園によって方針が違います。
「子どもがケンカした時はどんな風に対処されているんですか?」と質問してみてください。
ケンカの対処については園独自の指針があるので答えてもらえるかと思います。
SIDS(乳幼児突然死症候群)の対策
0歳児で入園する場合、SIDS(乳幼児突然死症候群)の対策がどうなっていいるのかは気になるところです。
- うつ伏せ寝はさせていません
- 定期的(○分ごと)に呼吸チェックをしています
……等の対策があるかどうか確認しましょう。
外遊び・お散歩について
外遊びやお散歩は子ども達の発達にとって大切なことです。
ただ安全面の配慮は気になるところですよね。
お散歩の頻度や安全対策を確認してみてください。
また病み上がりの場合、外遊びをどうするのかは園によって対策が違うため、気になる方は確認してください。
オムツの持ち帰りについて
オムツの対応は園によって違います。
- 布おむつ対応(保護者が持ち帰って洗う)
- 布おむつ対応(業者リースがある)
- 紙おむつ対応(使用後のオムツは保護者が持ち帰る)
- 紙おむつ対応(使用後のオムツの持ち帰り無し
意外に思われるかも知れませんが、自分の思い描いていた対応とは違う可能性があります。
オムツの期間はわずか数年…とは言うものの、保護者の負担が大きく変わってくるのでここは絶対に確認しておきたいところです。
トイレトレーニングの方針
トイレトレーニングをはじめる時期は、園の方針や保育方法によって違ってきます。
保育所保育指針では、1歳児の「保育のねらい」の中にこう書かれています。
安心できる保育士との関係の下で、食事、排泄などの活動を通して、自分でしようとする気持ちが芽生える。
保育所保育指針に基づいて1歳児クラスでトイレトレーニングを開始する園が多いのですが、全ての園がそうだとは限りません。
- 子どもが興味をもちはじめたらスタートする
- 保護者の希望に添ってスタートする時期を決める
……等、園によって質問の答えが違ってくるかと思います。
食事について
「給食ではどんなことを大切にされていますか?」
「食育はどんなことをしていますか?」
……というザックリした事だけでなく、具体的に気になる部分を質問します。
乳児の対応について
子どもの食事…と言うと給食をイメージしがちですが、0歳児さんの場合は母乳で育児されている方も多いかと思います。
ミルクで育児されている方は問題ないのですが、母乳育児の方は授乳について必ず確認してください。
- 冷凍母乳を持参出来るかどうか
- 哺乳瓶を拒否した時の対応
離乳食の進め方
保育園の離乳食は、その日の乳幼児のメニューの食材を使って取り分け離乳食を実施している園が多いようです。
離乳食の進め方は園によって違います。
家庭の方針をどれくらい尊重してくれるか等、自分の方針と大きくかけ離れていないか確認してください。
献立表の確認
給食の献立表を見せてもらってください。
給食と言っても、様々なパターンが考えられます。
離乳食は園で作っていても、離乳食を卒業した子どもたちは給食センターから…と言うケースも考えられます。
- 園で作った給食なのか
- 給食センターで作ってるのか
- 栄養バランスが取れているか
……等、献立表を見ながら気になるところを質問してみましょう。
アレルギー対策
特にアレルギーをお持ちのお子さんの場合確認が必要です。
多くの園でアレルギー対応がされていますが、重度のアレルギー対応があるかどうか…等、必ず確認してください。
- アレルギー対策にについては『アレルギー持ちのお子さんの保育所・保育園探しについて』を参考にさなってください。
お弁当の回数
入園が決まって保育園生活がスタートすると、意外と負担に感じるのか「お弁当」です。
遠足や運動会等、お弁当を作る機会がどのくらいあるのか確認してみてください。
園によっては「お母さんのお弁当を食べる日」なんて日がある可能性もあります。
施設のチェック項目
0~1歳児の部屋は幼児の部屋と分かれているか
無認可園の場合は特に注意してください。
部屋が別れていないと年上の子どもから意地悪をされるケースがあります。
子どもに悪気はなくても、我が子が嫌な思いをするのは避けたいですよね。
1部屋に対して子ども多過ぎないかどうか
無認可園の場合「保育室の広さは基準どおりですか?」と聞いてみてください。
うやむやな答えしか返ってこない時は要注意。
保育室に子どもがギッシリ…なんて園は避けたいところです。
安全対策
- ドアの指はさみ防止策対策
- 高い棚等の転倒防止
- 子どもの頭上から物が落ちないかどうか
- 掃除は行き届いているか
- 吐瀉物等の処理をする消毒薬は常備されているか
保育室の中に入ったらさり気なくチェックしてみてください。
玩具や絵本等は十分に用意されているか
子どもの仕事は遊ぶこと。
保育室内に絵本や玩具は充分に用意されさいるでしょうか?
はじめての園見学ではピンとこなかいも知れませんが、いくつか見学すると「あれ?この園は玩具少ない気がする」と言う園が分かるようになってきます。
園庭の広さと砂場の衛生状態
園庭を見せてもらえるようなら、広さと遊具の状態をチェックしてください。
特に砂場の衛生状態は大切なチェックポイント。
園庭の無い園の場合、外遊びの回数や「どこへ行くのか」について確認しましょう。
保護者との連携体制に関する質問事項
園見学での質問の中で、もしかしたらこの項目が1番重要かも知れません。
保育室生活を続けていく中で「園との連携」は不可欠です。
慣らし保育の期間と休園日
保育園の入園が決まったらすぐにでも職場復帰…といきたいところですが、入園したての時期に「慣らし保育」の期間を設定している保育園がほとんどす。
慣らし保育の期間は園によって違うため、職場復帰の日程を考えるためにも必ず確認が必要です。
また「親が休みの時(土日)は保育をしません」と言う方針ま園もありますから、休園日等の確認が必要です。
連絡帳の有無
大抵の園では連絡帳が用意されています。
連絡帳は保護者と保育士の情報を共有するために必須です。
園によって0歳から2歳児までと、3歳児以降で連絡帳の形式を分けているところもあります。
保護者行事の確認
個人懇談、保護者懇談会など、保護者の出番がどれくらいあるかは重要なポイントです。
園によっては小学校のPTA活動のような「保護者会」がある園も存在します。
緊急時の対処と連絡方法
子どもが発熱した場合、どのような基準でお迎え要請があるか確認しましょう。
昔は連絡方法と言うと電話一択でしたが、最近一斉メールやLINE等の対応をしている園も増えています。
延長保育の確認料金と時間を確認してください。
延長保育の料金や時間を確認しましょう。
認可園の場合、自治体の規定通りなので、案内書やパンフレット等に書いてあるかと思いますが、無認可園の設定は園ごとに違います。
お願い
まとめ
園見学の質問とチェック項目
- 1クラスの人数と担任の先生の人数
- 有資格者の確認
- 看護師の有無
- 保育士の平均年齢
- 最年長(ベテラン)の先生の年齢
- 子ども同士のケンカが起こったときの対処
- SIDS(乳幼児突然死症候群)の対策
- 外遊び・お散歩について
- また病み上がりの場合の外遊びを対応
- オムツの持ち帰りについて
- トイレトレーニングの方針
- 冷凍母乳を持参出来るかどうか
- 哺乳瓶を拒否した時の対応
- 離乳食の進め方
- 献立表の確認
- アレルギー対策
- お弁当の回数
- 1部屋に対して子ども多過ぎないかどうか
- ドアの指はさみ防止策対策
- 高い棚等の転倒防止
- 子どもの頭上から物が落ちないかどうか
- 掃除は行き届いているか
- 吐瀉物等の処理をする消毒薬は常備されているか
- 玩具や絵本等は十分に用意されているか
- 園庭の広さと砂場の衛生状態
- 園庭の無い園の場合の外遊びの回数
- 慣らし保育の期間
- 休園日について
- 連絡帳の有無
- 保護者行事の確認
- 緊急時の対処と連絡方法
- 延長保育の確認料金と時間
保育所・保育園の見学で確認しておきたい事をまとめてみましたが、パンフレットや資料に明記されている事は質問する必要はありません。
実際に足を運んでみなければ分からない事は沢山あります。
「施設はイマイチだったけれど保育士さん達が素敵だった」と言う園もあれば「施設は新しかったけれど、保育の内容がちょっと……」と言う園もあるかと思います。
ご自分の方針とお子さんの性格を考えて、お子さんにあった園を探してみてくださいね。