保活ママに嬉しいお知らせが届きました。東京都杉並区では、認可保育所の待機児童解消のため、2016年現在、認可保育所を14ヶ所整備して、定員を1070人に増やす計画があるようです。
杉並区は以前、保育所に入れなかった保護者が集団で不服申立てを行った事もある地域ですが、その後、待機児童問題に積極的に取組んでくれています。
杉並区に保育園が増えるって本当?
しかし保育所を増やすのは簡単な事ではありません。ご存知の通り、保育士の確保が難しくなっていますし、場所によっては建設反対運動が起こる可能性があります。せっかく建物が出来ても、保育士が確保出来なかったり、反対運動があったりで、予定通り開園出来なかった……なんてケースは全国各地で発生しています。
……とは言うものの、予定通りすべての保育所が開園出来なかったとしても、保育所が増える事に間違いはありませんから、期待しても良いかと思います。
どこかの区が率先して待機児童問題に取組んでくれる事で良い流れが出来る事も期待したいところです。
保育所の多い杉並区に引越しすればいいじゃない!
待機児童問題は地域格差があり、東京都23区内と言っても入りやすい地域と入り難い地域とでは、保活の難しさが雲泥の差です。
同じ区内であったとしても人気園と、そうでない園とでは倍率が変わってくるので、十把ひとからげにして、どうこう論じる事は出来ないのですが、定員が増えれば待機児童も減るだろう……と期待するのは当然です。
また昨年2015年度の東京都待機児童ワースト10の中に杉並区は入っていません。
最新のデータは入手出来ていないので2016年度はどうなるかは分かりませんがも杉並区が「激戦区」から外れている事だけは間違いないでしょう。
こう考えると近隣の区にお住まいの方の中には「保活のために引越ししようか」と考える方もおられるかと思います。
杉並区の優先順位の付け方
杉並区の場合「両親フルタイムで40点」と言う状態で申し込まれる方が沢山おられます。そうなると同一指数同士の戦いになってくる訳ですが、同点になった時の判定をご覧ください。
・卒園児(これは無理)
・兄弟のいる園へ転園希望をしている場合(これは無理)
・過去に滞納がない(これは無理)
・前年1月1日から引き続き杉並区に居住 (これは無理)
・希望順位
「杉並区住民である」と「希望順位」は問題ないかと思いますが、それ以外の面で引越しした方の場合は不利になります。これは杉並区に限った事ではないのですが、同点になった場合「居住年数」にポイントを置いて判断する自治体は少なくありません。
まとめ
杉並区の場合、妊娠中に保活を考えて引越しするなら上手くいくかも知れませんが、すでにお子さんがいる状態であれば、来年度の保活には間に合いません。
ただし、来年度以降の審査基準は現時点で正式発表されていないので、審査基準が変わる可能性も否定出来ません。もし杉並区での保活をお考えの場合は直接役所に問い合わせをしてみてください。