保育園・保育所に入るための「保活」が壮絶である事はいまさら説明するまでもないかと思います。昨年は『保育園落ちた死ね』が話題になりましたが、それを受けて保育園に入りやすく改善された…とは言い難い状況です。
我が子を保育園に入れる事が出来なかった親御さんが沢山いる保活地獄の中で「保活代行サービス」が注目を集めているつてご存知でしか?
保活代行サービス(保活コンシェルジュ)ってどうなの?
実際の申込はご自身で行って戴く必要があるのですが、保育園探しの相談、情報の提供、園の見学など様々なサポートがメインです
今回はそんな保活代行サービス(保活コンシェルジュと呼ばれることもあります)についてお届けします。
使っている人の意見が知りたいんだけど…
保活代行サービスは最近出来たサービスですから、
ネットを検索しても口コミがあまり出てきません。
しかしNHKをはじめ、ニュースの特集を見ていると実際に保活代行サービスを利用している方がおられるのも事実なんです。
私達が知りたいのは「保活代行サービスを利用したら本当に入所出来るのか?」と言うところと「じゃあ、利用する場合の金額はどれくらい必要なのか?」と言うところではないかと思います。
ぶっちゃけ…偽装離婚を考えるレベルで煮詰まっているなら、お金で解決するのもアリです。
保活代行サービスの気になるお値段
さて。保活代行サービスについて調べてみたのですが、残念ながら金額を明示している企業は非常に少ないようです。多くの企業は「人によって金額違うから問合せください」となっていて、その中身は謎に包まれています。
ある保活代行サービスが提示していた金額はこんな感じでした。
ご希望に沿った保育園の優先順位の分析 1地域 /5,000円
育休中~復職までの保活すべてに伴走します 50,000円~
相談・情報提供なら1回5000円。フルサポートで5万円と言うことですが、フルサポートの場合「5万円~」となっているところが微妙です。
また別の団体の場合は……
情報の提供と調査等で2万円~。
施設見学や申込書類作製のアドバイス等で3万円~。
この場合も「2万円~」となっているところが微妙ですよね。
当たり前ですが安くはありません。正直言って5万円~となっていますが、倍額を出す覚悟で問合せる必要があるのではないかと思います。
保活代行サービスを使うメリット
実際に保活をはじめてみると分かるのですが、園の見学って母親にとってはかなりの負担です。天気が良い日ばかりではありませんし、せっかく見学の予約を入れたのに子どもの体調が悪くて行けないこともあるかと思います。
本命の園なら是が非でも自分の目で見ておきたいところですが「とりあえず申し込もうかどうしようか」くらいなら、代行サービスにお願いしたくもなるものです。
そして何より「保活の相談に乗ってくれる」と言うのが嬉しいではありませんか。
保活は孤独な作業です。何しろ正解なんて誰にも見えない中で頑張り続けるのですから、ストレスも半端ありません。ちょっとした不安や疑問を聞いてもらえるだけでも、かなり心強いかと思います。
保活代行サービスを使うデメリット
世帯年収が高いご家庭の場合「利用しちゃえば?」と言えるのですが、そうでない場合は一大事です。
自分ですれば0円で済む作業に対して何万円も支払うとなると二の足を踏んでしまうのは当たり前だと思います。
保活代行サービスを利用したら本当に入所出来るのか?
さて。「保活代行サービスをフルサポートで利用したら本当に入所出来るのか?」と言うところが最も気になるところかと思います。
と言うのも、可能性がゼロの場合は最初からフルサポートで引き受けないと思うのです。激戦区の場合、認可園に入るための最低要件は「両親フルタイム」が基本です。ですから、面談の時点で「どうやっても無理」と言う方の場合は情報提供だけしかしないのではないかと予想されます。
さらに言うなら「両親フルタイム」で、かつ保育代行サービスを利用出来るだけの財力があり、保活に対して危機感を持って早い段階で動いているなら、贅沢を言わない限りどこかに滑り込めるだろうな…と思います。
まとめ
保活代行サービスを利用出来る状況なら、利用するのはアリだと思います。また「うちは経済的に保活代行サービスを利用出来る余裕なんて無い」と言う方も「保活代行サービスなんてズルイ」と思う必要はありません。
認可園の場合点数が全てですから保活代行サービスを利用したところで、入れない人は入れません。
……とは言うものの、正直羨ましいとは思います。筆者は保活を卒業した身の上ですが保活をしている時に保活代行サービスがあって、経済的な余裕があるなら利用していただろうな…と。(当時、保活代行サービスがあったとしても経済的余裕は無かったんですけどね)
保活代行サービスなんて仕事が成り立たなくなるくらい、希望者全員が保育所に入れる世の中になって欲しいと願わずにはいられません。
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