今年も認可保育園の4月入園の結果が分かる時期となりました。
自治体ごとに結果発表の時期が違うので、すでに結果が分かった方、ヤキモキと結果待ちをしておられる方と状況は様々だと思います。無事に保育所への入所が決まれば問題無いのですが、認可保育所への入所が出来なかった場合は次の方法を考えなければいけません。
認証や無認可園へ入所する方もおられるでしょうし、保育ママにお願いする方もおられるかと思います。育児休暇を延長して次の年に賭ける方もおられるでしょう。
どちらにしても働いている職場に報告する必要がある訳ですが、ここで例年問題になるのが「え? ○○市って待機児童ゼロなんでしょ? どうして育児休暇延長するの?」と言う職場からの攻撃です。
待機児童ゼロと言っても全員入所出来ている訳じゃない!
ちなみに待機児童とは「保育所に入所申請をしているにもかかわらず希望する保育所に入所できない状態にある児童」の事。
この一文だけ読むと希望する認可保育所に入所出来ない子どもは待機児童になるように思うのですが、認可保育所に入所出来なくても、認証保育所や保育室等に入所出来た子どもは含まれないのです。
また、無認可園でさえ入れずに、泣く泣く育児休暇を延長して母親が育児をするケースは「待機児童」に含まれないのです。
自治体も努力はしてくれているのですが……
待機児童の多い自治体が努力をして待機児童の数が減っているのは事実です。
また、これは毎年のことですが4月入園の発表が終わってしばらく経った後、マスコミでは「待機児童ゼロ」と報道されるにも係わらず、10月頃に出される自治体のデータを見ると、何故か待機児童が計上されているのです。
保活をしている方でなければ「4月以降に生まれたお子さんも多いよね」と特に不思議にも思わないかも知れませんが、実際は無認可園に通いつつ「空き待ち」を狙って保活を続けている方もおられますよね。
「待機児童ゼロ」なんて言わないで欲しい
筆者は毎年繰り返されている待機児童ゼロの報道は控えて欲しいと思っています。
本来なら職場で嫌味を言われても「待機児童ゼロと言っても、全員が保育所に入れた訳じゃないんですよ」とキリッっと反論するのが理想です。
しかし不承諾通知を受け取って気持ちが弱っているところに、追い打ちをかけるような事を言われて咄嗟に反論出来ない事だってありますよね。
まとめ
職場で何かの手続きをする必要があるのなら「今日は必要ない」と思っていても、不承諾通知を持参する事をオススメします。
厳しい事ばかりで大変ですが、不承諾通知にくじけず頑張って戴きたいと思います。
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