我が子を保育所・保育園に入れるため保活に励んでおられる方は多いかと思うのですが、究極の保活は「引っ越し」だと言われています。荒業ではありますが、確かに待機児童の少ない地域への引越は、待機児童の多い地域で「1ポイント上げる努力」をするよりも効率のよい方法だと言えます。
今回は東京23区内で待機児童が少ない区と多い区をご紹介します。ちなみに、資料は2014年(平成26年)4月時点でのデータです。待機児童数は推移していく事を、あらかじめご了承ください。ちなみに、東京都全体(23区外も含む)の2014年(平成26年)待機児童数は8,672人です。
引越最強伝説
待機児童が少ない区ランキングTOP5
1位:千代田区 0人
2位:荒川区 8人
3位:港区 45人
4位:北区 69人
5位:文京区 104人
見事1位に輝いた千代田区は子育て世帯への保証が手厚いとの評判です。保育所だけでなく、俗に言う「小1の壁」への対策も充実していて、小学校の放課後に利用出来る「学童クラブ」の受け入れ数も多いようです。また余談ですが、高校生まで医療助成が受けられるのは千代田区だけです。
待機児童が多い区ランキングTOP3
1位:世田谷区 1,109人
2位:大田区 613人
3位:板橋区 515人
4位:練馬区 487人
5位:足立区 330人
世田谷区の待機児童数はダントツでトップになっています。その理由は人気の地域であるがゆえに、大規模なマンション開発が行われた……等、色いろあるようですが、世田谷区の場合「保育の質」の確保にこだわりがあるようです。実際、世田谷区の認可保育園は社会福祉法人が中心になっています。現在は、認定保育園整備の再応募を行い株式会社やNPO法人も応募できるように枠を広げていますが、まだまだ追いついていないのが現状です。
仕事の都合があったり、持ち家やマンションを買っていたりと、それぞれ事情があって「保育所のために引越する」と言うのは現実的とは言えないかも知れませんが、もし「マンションを購入する」とか「子どもが生まれて手狭になったから広い部屋に引越したい」など、引越をする予定があるのであれば「待機児童が少ない地域」を狙う事は、保活をする上では賢明な選択なのかも知れません。