保育園問題

幼児車は車道を走れ? この国は子どもを増やす気があるのか?

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政府は本当に少子化対策をする気があるの? 保育園の幼児車問題。呆れ果てて言葉も出ません。

既にご存知の方もおられるかと思いますが、先日通産省が出した判断に驚きを禁じ得ません。

近年は保育所、保育園などでお散歩の時に使う幼児車(スーパーのカゴ車みたいな物)で、電動アシスト付きの物が出回っているらしいのですが、電動アシスト付きの幼児車は「車道を走れ」との判断がくだされたとのことなのです。

【参考】
『経産省、保育園の幼児車に「車道を走れ」と判断』
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170912-00075675/

幼児車は車道を走れ?

グレーゾーンでいいじゃない

歩道とは本来、歩行者が通行するためのものです。しかし実際は自転車なんかが走っている事も多いのではないでしょうか? しかし自転車を歩道が走る事は本来はNG。押して歩くのが正解なんです。

ただ。これに関しては特例があって「運転者が13歳未満若しくは70歳以上、又は身体に障害を負っている場合」に限って、自転車でも歩道を通行する事が出来ます。また「安全のためやむを得ない場合」と認められた場合、法的に歩道を通行する事が可能です。ただし「安全のためやむを得ない場合」と言っても、警察官から「車道を通行しない」と指導された場合、自転車で歩道を通行する事が出来ません。

幼児車の場合、軽車両と同じ扱いって事ではないかと思うのですが、乗っているのは乳幼児なのですから」運転者が13歳未満若しくは70歳以上、又は身体に障害を負っている場合」として、グレーゾーンの範疇で良いのではないでしょうか?

電動アシスト付きでなければよいのか?

一応、今回の通達は「電動アシスト付きの幼児車」と言うことになっていますが「じゃあ、電動アシスト付きを使わなきゃいいじやん?」と考える人もいるかも知れません。しかし私は申し上げたい。

「定員いっぱい子どもが乗った幼児車を押してみてから言え」と。

幼児車を押した事のある人ならご存知かと思いますが、あれはけっこう重たいものです。乗っている子どもの人数を考えれば当たり前の話ですが、かなりの重労働です。

現在、日本では保育士が足りないと言われています。保育士さんの数はギリギリで運営している園が多い中「電動アシスト付きなんか使うな」と言うのは酷な話です。

子ども達にお散歩は必須

「保育園落ちた。日本死ね」の騒ぎ以降、保育園の数が足りないと言うことは日本人の多くが知る事となりましたが、待機児童は3年連続で上昇していて未だ保育園の数は足りていません。

各地方自治体は待機児童問題解消に向けて努力しているようですが、その一環として増えているのが小規模保育事業です。小規模園の場合、園庭が無かったり、狭かったりします。そうなってくると「幼児車でのお散歩」は欠かす事が出来ません。

「電動アシスト付きの幼児車は車道を走れ」と言うのであれば「幼児車でお散歩に行く必要の無い広い園庭を備えた保育園を作れ」と言いたいところです。

この国の年寄りは子どもを増やす気があるのか?

この国の年寄りは子どもを増やす気があるのでしょうか? 私は声を大にして言いたい。「あんた達を看取るのは誰だと思ってるんだ?」と。「保育園の声がウルサイ」と言って、保育園建設に反対する人間も「幼児車は車道を走れ」と言う人間もいずれ、自分達が冷遇する子ども達の世話になっていくんです。

こんな事ばかりしていては、子どもの数が増える訳がありません。

今回の通達は待機児童問題とは直接関係がありませんが、あまりにも腹立たしくて取り上げさせて戴きました。

【追記】
通産省はこの騒動を受けて謝罪を表明しています。詳しい事情は書かれていないので謎な部分も多いのですが、歩道を走るようにと通達が出たのは保育園等で使われてい幼児車とは別物のようです。それでもなお「子どもの乗り物が車道を走るの?」と言う謎は置き去りになっていますが、非を認める姿勢は評価したいと思います。

「電動ベビーカーは車道」で誤解、経産省が謝罪  ヤフー掲載、読売新聞

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