不承諾通知

広告 保活の豆知識

2017年度保育園、承諾・不承諾を見て感じた事。

2017年度も日本各地で保育園4月入園の結果が出揃いました。

当サイトでは速報的に地方自治体ごとの当落ラインを報告させて戴きましたが、今回は沢山の地方自治体の結果を見て感じた事を書かせて戴きたいと思います。

2017年度 保活結果まとめ

2017年度のザックリとした印象

政府も各地方自治体も待機児童数を減らすように対策している…とのことですが、ザックリと結果を見た限りでは、昨年とさほど変わらないように感じました。

「激戦区」と呼ばれる地域は相変わらずの激戦でしたし「とりあえず夫婦フルタイムならどこか入れる」と評判の地域も例年通りだな…と言う印象です。

正直申し上げて、当落ラインの点数って昨年度と変わらない地方自治体がほとんどでした。

ただ、待機児童対策が功を奏したのか点数が下がったところもありますし、逆に人口流入が多かったのか難易度が上がった地方自治体もありました。

激戦区は安定の対応

激戦区と呼ばれる地域で保活される方の苦労は言い知れぬ物があるかと思うのですが、激戦区ほど役所の対応は良いように思います。

内定が出るために必要な点数・指数をHPで公開してくれていたり、HPで公開するまではいかなくても、直接問い合わせたら狙っている園の最低内定指数を教えてくれたり。

また、選考基準もしっかりしていて「同点の場合はどうするのか」「何が優先されるのか」等、しっかりと明記しているところが多いように思います。

微妙に入り難い地方自治体は要注意!

一方「激戦区ほどじゃいけど、なんだかんだ言って夫婦フルタイムでなら入れるよ」くらいの地域は要注意です。

何しろオープンにされている情報が少な過ぎるのです。

  • 何点あったら大丈夫なのか?
  • 同点だった場合はどういう方法で選考されるのか?

何もかもが霧の中で行われている地方自治体も少なくなくありません。

実際に保活するとなると、この状態が一番キツイように思います。

  • 加点をお金で買う(無認可に預ける)のがベストなのか?
  • 祖父母が近況に住んでいると難しいのか?
  • 兄弟加点が無い人はどうしたら良いのか?

何もかも分からないままで活動するのはストレスでしかありません。

そんな状態で活動していると「どう見ても、うちより点数低い人が内定出ているのに、うちは不承諾だった」などと言う不満が噴出してしまいます。

保育園が足りないの仕方がないにしても「情報を開示しない」と言うのはどういう事なのかな…と思わずにはいられません。

情報を出し惜しみする地方自治体があるからこそ「公務員にはコネ枠があるらしい」とか「議員に頼むと入れるらしい」なんて保活都市伝説が生まれてしまうのではないでしょうか?

今まで大丈夫だったのに……

2017年度も「昨年度は余裕だと聞いたのに蓋を開けてみれば不承諾の嵐で阿鼻叫喚」と言う地方自治体もあったようです。

人口流入が激しかったのか、それとも子どもの数は変わらないのに保育園を希望する世帯が増えたのは理由のほどは分かりませんが、実はこのパターンが1番恐ろしいように思います。

例えば。「毎年、夫婦フルタイムなら加点なしでも認可園に余裕で入れる」と言う状態だったとします。

そのため本当に入りたい認可園だけを希望して、不人気園(駅から遠い等)や小規模園を書かなかったために不承諾になってしまった…なんてケースを確認しています。

皮肉な事に、その一方で「夫婦フルタイムには足りなかったけれど小規模園を申請したら内定出た」なんて人もいたりするのです。

来年度以降、保活される方は夫婦フルタイムだろうが、兄弟加点があろうが、決して油断ください。

必ず「滑り止め」的な園も申請しておいてください。今まで大丈夫だったからと言って、来年以降も大丈夫だとは限らないのです。

まとめ

当サイトが地方自治体別に当落ラインをまとめるようになってから今年で3年になります。

この3年間を通して「今まで大丈夫だった地域が大丈夫ではなくなってきた」と感じています。

日本中の待機児童がゼロになる事を願ってやまないのはもちろんですが、それ以上に「来年度以降、もっと大変になるのでは?」と言う懸念があるのも事実です。

特に待機児童数を減らすために小規模園を増やした地域は要注意。小規模園を卒園した先の受け皿は充分用意されているのでしょうか?

来年度以降保活される方は是非、情報収集を怠らず、全力で保活なさってください。

お手元に内定通知が届くよう心から願っています。

-保活の豆知識
-, , , , ,