今回の記事は保活には直接関係の無い内容ですが、小さいお子さんをお持ちの方に是非知っておいて戴きたいお話をお届けします。
子を持つ母親は子どもを自分の手元で育てている方も、保育所に預けて働いておられる方も24時間体制で我が子と関わっています。
そして子どもは母親が大好き。しかし、もし自分が急に入院する事になってしまったら、誰が子どもの面倒を見るのでしょう?
これはお子さんを手元において育児をしている方だけの問題ではありません。保育所に子どもを預けて働いている場合も同じです。誰が我が子の送り迎えをして、夕食を食べさせてお風呂に入れて寝かしつけるのでしょう?
今回は「母親が突然入院してしまった場合の対処法」についてお届けします。
突然の入院。子どもの世話は誰がする?
入院と言っても事前に分かっている場合は充分をする事が出来るのですが、事前に分かるケースの方が少ないと言っても過言ではありません。
怪我も病気も突然襲ってくるものです。実家の両親や義両親、兄弟など助けてくれる身内がいれば問題ないのですが、孤軍奮闘で育児をしておられる方も多いのではないでしょうか?
イザと言う時、夫は頼りになりません
子どもが慣れていて、最も信用出来るのは父親…あなたにとっては夫だと思います。
公務員だったり。よほど理解のある職場にお勤めの場合は良いのですが「休日出勤・残業当たり前」という職場で働いている場合「妻が入院したので今日は帰ります」とはいかないのです。
慶弔事で1日2日ならどうにかなっても、数日以上になってくると、夫に子どもの面倒を託すのは相当難しいと思われます。
また、運良く夫が早退出来るような仕事についていたとしても、妻が入院する時点で自宅保育をしている場合「保育に欠ける状態になった」からと言っても保育園へ急に入る事は出来ません。
無認可保育所・ベビーシッターなど
さて。そうなってくるとお金で解決するしかないのですが、選択肢は2つしかありません。
- 24時間体制で預かってくれる無認可保育所にお願いする
- ベビーシッターを依頼する
自治体によっては「保育ママ」や「育児サポート」の制度がありますが、時間に制限があるためアテにはなれりません。
無認可保育所やベビーシッターにお願い出来るのなら、それでも良いのですが相当の費用を覚悟しておいてください。また、
お住まいの地域によっては24時間体制で預かってくれる無認可保育所や夜までお願い出来るベビーシッターが見つからないケースもあるかと思います。
怪しい業者に飛びつかないで!
ベビーシッターにしても、無認可保育所にしても「ちゃんとしたところ」なら問題ないのですが、中にはインターネット上でやり取りするだけで預かってくれるようなところがあります。
それらの全てが駄目だとは言いませんが、控えめに申し上げても止めておいた方が無難です。
インターネット上でベビーシッターを頼んで、子どもが亡くなった事件が起こっているだけに、筆者としてはオススメしてくたくありません。
困った時は役所に聞け!
恐らく児童養護施設や乳児院を紹介されると思います。これらの施設は「親のいない子ども」が行くところと言うイメージがあるかも知れませんが、実は一時的に預かってもらう制度があるのです。
児童養護施設や乳児院の職員さんはプロですから、ある意味安心して預けることが出来ます。お子さんに寂しい思いをさせてしまう事にはなりますが、信頼出来ない人や業者に預けるよりも良いのではないかと思います。
どうして、こんな話を書くのかと言うと……
実は先日、筆者は入院するママ友の子どもを1週間預かったのです。
お父さんは交代勤務の方で、保育所の送り迎えが出来ない状態。ママ友には頼れる人がおらず「とりあえず、うちに連れて来て!」と子どもを預かったのですが、ふと「もし引越ししたばかりとかの理由でママ友もいない状況だったら、どうなっていたんだろう……」と言う疑問が頭を過ぎりました。
急な入院なんて無いに越したことはないのですが「もしも」の時のために、是非知っておいていただきたいと思います。
まとめ
筆者のママ友の場合、肺炎で入院したため病院に行ったその足で入院することになってしまいました。
突然の入院となると、パニックになってしまいがちですが、もしどうしても子どもの預け先が見つからない場合は、どうか役所に電話をしてください。
公的施設に預けるよりも、夫や両親等に預ける事が出来るのならそれが1番だとは思いますが、それが出来ない時は公的サービスを頼っても良いのです。大切な我が子の安全のために、間違っても怪しい業者には手を出さないでくださいね。