保育園への入園が決定すると、いよいよ保育園生活がスタートします。
新しい生活に慣れないうちは親も子も大変!
そして何より初めての子育ての場合「保育園の当たり前」を知らなくて苦労することが多いかと思います。
初めての保育園ママが「知らなかった」と言うことのなかに「土曜日は預かってもらえないかも」って問題があります。
今回は保育園の土曜預かりと「保育園で預かってもらうためのルール」について少しご説明します。
保育園の土曜預かり
保育園(保育所)は本来「0歳から就学前の保育に欠ける子どもを養育する場である児童福祉施設」とされています。
幼稚園は文部科学省管轄の教育施設ですが、保育園は厚生労働省管轄の児童福祉施設です。
幼稚園は義務教育ではないものの「お金を出せば預かってくれる(教育してくれる)」と言う認識で良いのですが、保育園は「保育に欠ける」状態の子どもでなければ預かることが出来ません。
保育園に入園する時、点数(指数)を上げることに躍起になったかと思いますが、この点数(指数)は基本的に「保育に欠ける度合い」を算定するためのもの…って考え方になります。
両親共、働いている子どもの場合「両親が働いている間は親が保育できない」と言う考え方から、保育園に預けることが出来る…と言う訳です。
土曜日は働いていないよね…って話
一般企業で働く人の場合、週5日勤務で土日が休みになっているかと思います。もちろん、職業によって、土曜日も出勤の方も多いのですが、ここではあくまでも「土日週休2日」での話として考えてください。
土曜日が休み…と言っても親からすると「毎日働いていて家事は溜まってるし、土曜日はゆっくり子どもを預けて家事をしたり、美容院に行ったりしたい」って思ってしまう訳ですが、こう言った状況の場合、子どもは「保育に欠ける子」ではないため、保育園で預かってもらえる対象ではなくなってしまいます。
- 土曜預かりをお願いしたら「お母さん、土曜日はお休みですよね?」と言われた。
- 土曜日は私服出社OKなので私服で預けに行ったら「お仕事じゃないならお預かり出来ません」と怒られた。
……なんて経験をした方もおられます。
そして保育園は「勤務時間+通勤時間に子どもをお預かりする」場所と言う認識の保育園が多いため、例えば「仕事帰りにスーパーで買い物をして子どもを迎えに行く」ことさえNGとされることがあります。
- マンションの下の園に預けていて一旦マンションに戻って迎えに行ったら嫌味を言われた。
- スーパーの袋(エコバッグ)を下げてお迎えに言ったら「真っ直ぐ迎えに来てください」と言われた。
……と言った経験をされた方が沢山おられます。
実のところ対応は園によります
ただ「保育園は保育に欠ける子でなければ預かってもらえない」という考え方は園によって変わることがあります。
「美容院や病院へ行く」と言う理由でも快く土曜預かりをしてくれる園もありますし、スーパーの袋やエコバッグを下げてお迎えに行ったところで、何も言われない園が多いのも事実です。
もうこればかりは「園による」としか言えなところなんですよね。
ただ知らずにいると後から嫌な思いをする可能性があるので、入園が決まったら土曜預かりやお迎えのルールを確認しておくことをオススメします。
例えば土曜預かりの場合「土曜日は私用が理由でも預かりますが木曜日までに申請してください」等のルールを設けている園もあります。
保育園の入園が決まったら、スムーズな保育園のためにも「土曜預かりのルール」については、あらかじめ確認しておいてくださいね。