保育所・保育園に入所は『保育所入所基準指数表』に基づき、点数(指数)で決定します。
多くの点数(指数)を持つ人から順位が決められていくのですが、保活をしている母親達の口からは、ちょくちょく「あの人はコネで保育所に入ったらしい」なんて噂が飛び交う事がありますよね。
でも、それって、本当なのでしょうか?
保育園入園に「コネ」は本当にあるのか?
今回はグレーゾーンの話題になるので、非常に書き辛い部分が多くなります。と言うのも「コネ」の存在は明言化されていないからです。
あくまでも憶測の域を出ないためじるも信じないも自己責任でお願いしますが、結論から申し上げると「コネ」は存在すると考えます。
保育園の園長権限の発動!
- 保育園、保育所の選考は点数(指数)が全てです。
- 園長が園児を選ぶことは出来ません。
メモ
保育所・保育園の入所がポイント制で決まると言うのは全国的に同じなのですが、最終決定を各保育所・保育園の園長に委ねている地方自治体もあります。
公立園ではありえない事ですが、私立保育園の場合は園長にある程度の権限が与えられているケースがあります。
この制度は「コネ」というグレーゾーンを認めるための措置ではありません。
- うちの保育所は職員の数はギリギリで回しているので、障がい児枠の園児を受け入れるのは無理です
- 給食業者との契約の事情で重篤なアレルギーを持つ子は受け入れられません
……などと言った措置を取る事が出来るように設定された制度のようです。
仮にゴリ押しして入所させても、事故が起こってしまっては取り返しがつきませんものね。
実際にどんなコネが存在するのか?
保育所・保育園の入所は点数制で公平に行われている……と言っても、園長だって人間です。
厳密に言うと「完璧に」と言う訳にはいかないようです。
明らかに点数が低い人を強引に入れるのは無理かと思うのですが、たとえば同じ点数を持つ子のどちらか1人しか受け入れられない場合、園に兄弟が通っているとか、顔見知りの人を優先するケースが無いとは言えないのです。
保育所・保育園の見学で決まる園も?
保育所・保育園の激戦区の無認可保育園では、園の事前見学が事実上の面接だと言われているケースもあるようです。
園の見学や、事前の面談などがある場合は「どうしても保育所・保育園に入りたい!」と言う熱意をアピールしてください。
日本人には「謙譲の美徳」と言うものがありますが、保活に限ってはグイグイ前に出て戴きたいと思います。
保育所・保育園に入所するためのアピール【例文コピペOK】
このブログをご覧になっていると言う事は「どうしても我が子を保育所・保育園に入れたい」と思っておられる方だと思います。 しかしご存知の通り、保育所に入所するためには激戦を勝ち抜かなければいけません。 い ...
コネや園長権限ではない場合もあります
私立の認可保育所の場合「私的契約」と言う枠があり、私的契約では自治体で行う選考とは違う枠で子どもを受け入れるケースがあります。
私的契約とは?
- 私的契約とは保育所に入所できる条件を満たさない児童を私的契約により入所できるようにする制度です。
- ただし、保育所の入所状況により入所できない場合があります。
自分よりもポイントの低そうな家庭が入所出来たからと言って「あの家はコネで入所した!」とは限りません。
ちなみに私的契約の場合、地方自治体からの補助は出ませんから保育料は高額になります。
収入に余裕があって「どうしても保育所・保育園に入れたい」と思うのなら、私的契約を視野に入れても良いかと思いますが、保育園の激戦区では私的契約を実施している保育園が無いのが現状です。
今でも地域によっては保育園の私的契約は普通の事として実施されていいます。
激戦区ではありえません
保育園・保育所の入園については「コネでは入ったんじゃないか?」と言う噂が毎年、あちこちで流れてくるものですが、激戦区と呼ばれる地域では流石にコネは通用しません。
実際、東京都の保活激戦区では議員さんの子どもでも保育園に落ちています。
ただ「保育園の選考はあるけど激戦区ほど厳しくない」と言う地域ではグレーゾーンがあると考えて良いかと思います。
保活激戦区で、1点2点にピリピリするような地域にお住まいの場合は「コネなんて通用しない」と言う認識で、保活に励んで戴きたいと思います。